自律神経と食事の深いつながり

自律神経をととのえるために食事で大切にしたいことがあります。それは「食事に集中し、ゆっくり味わうこと」です。スマホを見ながらは早食いになりがちだし、よく噛まずに飲み込んでしまうために、消化器官に負担をかけてしまう。
よく噛んで食べる
よく噛まずに飲み込むと、蠕動運動と消化液だけで固形物を消化しなければならないので胃への大きな負担となります。また、よく噛むことで副交感神経が働き、胃腸の動きが活発になります。
また、おなかが空いていないのに食事の時間だからと食べると、胃腸が働いていないのに食べ物を送り込むことになる。そうなると栄養素は吸収されず、消化器官の負担になる。
食べる時間を一定に
毎日、同じ時間に食べ物が胃の中に入るようにすると、体内時計が整い自律神経も整います。規則的におなかが空くようになり、決まった時間に消化液が分泌されるリズムがつくので体への負担がなくなります。

必要な栄養をバランスよく
「まごはやさしい」を意識する。まめ(豆製品)ごま(種実類)わかめ(海藻類)やさい(緑黄色野菜、淡色野菜)しいたけ(キノコ類)いも(芋類)の七つの栄養素をバランスよくとることが大事。
近年、朝食を抜く人が増えていますが、がんばって食べるようにしていると、夜をひかえめにできるようになってきました。
すると、寝ている間の消化負担が軽減され、朝起きたときに体が軽いです。そして朝からおなかが空くことが増えてきました。肌も何となくきれいになってきた気がします。
食べる量が増えてきて、体の中に取り込まれる栄養素が増えてきているのだと思います。
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横川利恵